2017年5月21日日曜日

佃島たてもの見学

■さる、平成29年5月20日開催の…

 当会の総会のサブ企画として、午後4時から、会場が直近ということもあって、佃島のたてもの見学というか巡検を、当会の建築専門委員である小出先生のご案内で行いました。

 今後、順次キャプションは追加してゆきますが、まずは、写真をアップロードしておきます。

■「出桁造りの元商家」



戸袋のケヤキの1枚板が今となってはすごい。
昔は、裕福なお家では当たり前だったのかもしれませんが。

広大な面積の下見板。
民家園などは別として、実用されている住戸としては絶滅危惧種になりつつあります。
しかも、関東では水平方向の板を無加工の角材(押縁)で押さえることがおおいのですが、
ここのは、簓子(ささらご)という、板の凹凸に応じて削った部材で押さえるという、
関西地方に多い手間のかかる手法。
あるいは、江戸開府のころ、家康に呼ばれてこの地にきた大阪の漁民とともに、
船大工のほか、大工、左官、建具師なども同行していたのかもしれません。
 
こちらは反対の南面なので、採光のためでしょうが、壁面にいろいろ変化があります。
 
 
■同・老舗の佃煮屋の天安さん


ここも「出桁造り」


 


軒先に、特注の「天」「安」の文字が。
この種の瓦は、通常の瓦製造業者では作れず
「鬼師」と呼ばれる鬼瓦などを成形する専門の渡り職人の手になるものではないかと想像します。
 
 
取り外しのできる敷居と背の高い柱の束石
かつては、土間にある井戸の水で、網などの漁具や獲って来た魚を、
土間で洗った名残の由。
 
■佃2丁目の…
 
「看板建築」*
 
 
*藤森 照信「8092 看板建築の概念について : 近代日本都市・建築史の研究1-1」日本建築学会・学術講演梗概集.計画系 大会梗概集50巻 pp.1573-1574(1975)参照
 
 
銅板貼り出桁造り

 

 

【付録】
■佃天台地蔵尊




浪除稲荷の向かいの路地奥


堂の天井を大銀杏の幹が貫いている


天井の、イチョウの幹をクリアする縁(これが本当の「廻り縁」?)も綺麗にできていて、
今後の木の成長にも対応できるスペースがあります。
 

■住吉神社
 
水盤舎(手水場)の欄間
 
 
 

 

 
 
煉瓦蔵の旧神輿藏
 
 

 
 


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