2019年12月2日月曜日

東京中央郵便局は「動いていた」

■今日…
たまたま、全くこことは無関係な目的で、間瀬建設さんのサイトを、久しぶりに覗いてみたら…


その 施工事例のページ に、同社によるびっくりする施工実績が掲載されていました
「旧東京郵便局舎移動免震化工事」
要約すると…


●重量/8,400t
●施工概要/ 移動約0.9m (0.9°回転)
 免震部材90基設置

 
■推定ですが…
どうやら
・既存の基礎梁のすぐ脇に耐震部材を埋め込み

・建物を回して、その基礎梁が耐震部材の上に載るようにする
という工事のようです。


■ところで…


なぜ、そんなにびっくりしたのかといえば…
このブログの例会案内、総会案内のページでお分かりのとおり、当方の仕事場は、東京中央郵便局の「筋向い」。
通勤経路の関係で、毎朝・毎夕前を通るわけではないのですが、それにしても、そんな大工事が行われているとは、全く気づかなかったからです。


■実は…
間瀬建設さんには、鹿島出版会から著書を出版している先代だったか先々代だったかの社長さん*と、亡き伊藤學先生とがお知り合いだったご縁で、当会もかつて大変お世話になっているのです。

*いつでしたか、同社の本社が小田急線の東北沢にあったころ(その後、下北沢、さらに現在は狛江市に移転)、學先生につれられてお話を伺ったことがあります。



■思い起こせば…


兵庫県南部地震(1995(平成7)年1月17日)以降のかなりの期間、欠陥住宅といえば「筋かい不足」か「不同沈下」という時代となって、当会の会員さんも、補修計画の作成とか補修費用の見積などでずいぶん間瀬さんには、お世話になりました。


■しかし…
この会社、揚家(建物を持ち上げる)や曳家(建物を移動させる)作業については、日本で数本の指に入る経験と実績を持つ会社です。
たとえば、
・英国の人形劇「サンダーバード」の一篇で、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルを移動させるというエピソードのヒントになったといわれる、新宿の食堂ビル「聚楽」の曳家工事(S35)
さらに遡ると
・渋谷のハチ公前広場を設ける際の、広場の北の端から南の端まで、生保会社支店の建物(当時)を回転させながら移動させた工事(S24)




などを、戦後間もない時期に成功させています。


■そんな…

すごい会社が、一般木造住宅の案件につきあってくださったのは、やはり、伊藤學先生の伝手〔ツテ〕があったからこそなのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿